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Resistance in Life !

「生き方としてのレジスタンス!」と言ったら大袈裟だけど、そうありたいな〜って、ちょっぴりまじめに考えている、30代半ばの、とあるオッサンの日記です。
http://www.teruyuki-tanaka.net/
4月のテーマ「戦略は細部に宿る」
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最終的には、人柄!「チョムスキーとメディア」を観る
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     渋谷のユーロスペースにて、「チョムスキーとメディア/マニュファクチャリング・コンセント」を観る。ノーム・チョムスキー氏はアメリカの言語学者で思想家、同時に活動家と知られている。この映画は88年から92年の間の彼の発言や活動を中心に、経歴も説明しながら、その軌跡を分かりやすくまとめたものだ。

     映画のタイトルにもなっている著書は、今月初旬、中野真紀子さんの翻訳で出版された。チョムスキーの名前や肩書は有名なので知ってはいたが、その他のことは、ほとんど知らない。ただアメリカの政府やメディアを批判する彼のいくつかの発言を聞いたことはあり、特に政府の対中東、イラク政策に関しては、その徹底ぶりは凄いと思っていた。
     昨年佐藤真監督の「out of place」で、静かなブームとして取り上げられたエドワード・サイードも、同じくアメリカの対中東政策を批判し続けてきた人物だ。近年2人ともこういった時事的な発言が注目され、紹介されるケースが多かった。お互いバックボーンの全く異なるアメリカへの論客_。だがそれだけの捉え方では勿体無さ過ぎる。かと言って、彼らの哲学が放つ独自さを、アカデミズムの中でどう位置付けるのかという、現代思想的な側面だけが持ち上げられても意味がない。やっぱり彼らは、プラグマチックな存在でこそ、唯一無二の存在なのだ。だからヒーローであり、アメリカなのである。彼らの哲学は思考面のみならず、同時に実用面でも、利用価値がとても高いと痛感する。「今」を認識する上で、改めて勉強させられることが多い。

     残念ながらサイードはもうこの世にいないが、チョムスキーには講演等あれば、実際お目にかかりたいものだ。この映画自体は9・11以前ものだ。その後の彼のコメント等をまとめた映像や文献も出回っているようなので、是非とも触れてみたい。でも映画の中で見られる、熱く語る姿や、反論のあまり感情的に詰め寄る聴衆に対し、意外なほど紳士的な対応。彼の「モノ言う態度に聴く態度」。このスマートな様を見ると、文献だけでなく、その魅力にも、直に接してみたいのだ。
     先日観た「不都合な真実」のゴア氏は、幼い息子を亡くしかけた時、自分が今後人間としてどうあるべきか、その使命を考えたという。チョムスキー氏は小学生時代、同級生が太っているという理由でイジメにあっていたにもかかわらず、止めに入ることが出来なかった。その時心底自分を恥じた。その後一生涯、正しいと思うことを貫く。長いものには巻かれないと決めた。以来、その精神はブレることはないという。
     
     休憩をはさむ形で、1部と2部、トータルで167分。この長編ドキュメントで一番印象的なのは、主張もさることながら、何と言っても、チョムスキーの爽やかさである。笑ってもそうでなくても、とてもチャーミングだ。
     そこには自分に嘘をつかない人間だけが醸し出す、素直さがある。さらに年齢と共に積み重なっていく奥行きの深さ。この2つが交じり合い、ダイナミックに動き続けている。

     「少年らしさ」という言葉がある。年齢を問わず使われるこの表現は、正直さと経験のプラスの連鎖、それが物凄い透明度で見て取れること。きっとそうに違いない。

     屈指の知識人を見ながら、自然にそんなことを思ったりした。

     

     
    | - | 23:22 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    「マニュファクチャリング・コンセント〜マスメディアの政治経済学」の翻訳家・中野真紀子さんと、「ビデオニュース・ドットコム」代表のジャーナリスト・神保哲生さんをゲストに向かえ、「放送から考える」と題したトークイベントを4月21日に行います。これは先日始まったYouTube連動展覧会「Double Cast」の関連イベントなのですが、よろしければぜひご参加下さい。詳細はサイトでご確認ください。
    http://doublecast.survivart.net/event/index.html#t06
    | Survivart | 2007/04/15 6:23 PM |

    私は書く、従って私は存在している
    | ticket master | 2007/09/28 11:07 PM |










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