RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--

Resistance in Life !

「生き方としてのレジスタンス!」と言ったら大袈裟だけど、そうありたいな〜って、ちょっぴりまじめに考えている、30代半ばの、とあるオッサンの日記です。
http://www.teruyuki-tanaka.net/
4月のテーマ「戦略は細部に宿る」
<< 戦略は細部に宿る | main | 情熱と・・自己反省/アントニオ・ガデス舞踊団「血の婚礼」「フラメンコ組曲」を観る >>
原石 ・「パフューム/ある人殺しの物語」を観て
0
     錦糸町の複合商業施設「オリナス」のシネコンにて、「パフューム/ある人殺しの物語」を観る。
     総勢750人もの人間が全裸になり絡み合う衝撃のラストシーン。テレビの宣伝予告では、この場面に、おすぎの興奮気味のナレーションが付き、太鼓判を押していた。
     一言でいえば、お薦め。これから観られる方もいると思うので、いつものように筋には触れない。差しさわりのない範囲での感想と気づきを何点か・・。

     監督はドイツ人のトム・ティクヴァ。独映画「ラン・ローラ・ラン」の監督であり、私はよく知らなかったが、ヨーロッパでは既に知られた存在だという。今作は「香り」をキーワードにして、一種の変態的な美学で満たされた作品だ。
     観ながら、ふと、ピーター・グリーナウェイの作品を思い出した。内容的に、グリーナウェイがやりそうな感じがする。この作品に魅了されつつも、話としてはキワモノなだけに、もし彼が監督していたなら、このシーンはこうなったかな、映像の質感はこんな感じかな等と、思わず想像してしまった。
     しかしながら、そういった猟奇的なストーリーや映像の雰囲気のみならず、この作品の骨格は、主人公の生き様や内面を真摯に描こうとした点にある。映像で伝えられない「香り」を視覚化し、伝え切る表現力は凄い。でもそれは主人公の心の変遷を綴って見せる、あくまで婉曲的なものだと分かってくる。その全編に施された「感じる複線」が、ラストシーンに感動を呼ぶのだ。
     エログロとも成りかねないシーンを背景に、主人公が流す涙。思わず、私も泣いてしまった。


     監督を始めとした製作側の力量もさることながら、この作品で一番凄いと感じたのは、主人公を演じた、イギリスの若手俳優ベン・ウィショーだ。香りや臭いが物語を先導していく中で、彼は存在をフェロモンで演じ切った。その才能、努力は素晴らしい。稀有なことだろう。

     早くしてマセてしまう最近の若者に「思春期」という言葉は死後かも知れない。しかし人間には、年齢的に限られたある時期にしか出来ないこと、そして醸し出すオーラがある。そのかけがえのなさ。さらに、何のイメージも付いていない無名さ。その上で、目の奥底に光るカリスマ性_。
     ベン・ウィショーの一世一代の演技を可能にしたのは、こんな点を押さえて、彼を起用した、製作側の見る目があったからこそだろう。

     

     
    | - | 23:38 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
    毎度の事ながら、私の興味のそそるのばかり
    田中君チェックしているんですよね。
    嫌んなっちゃうぐらいです。
    | eringi | 2007/04/19 12:21 AM |










    http://blog.teruyuki-tanaka.net/trackback/185200