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Resistance in Life !

「生き方としてのレジスタンス!」と言ったら大袈裟だけど、そうありたいな〜って、ちょっぴりまじめに考えている、30代半ばの、とあるオッサンの日記です。
http://www.teruyuki-tanaka.net/
4月のテーマ「戦略は細部に宿る」
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スッチャカメッチャカの醍醐味!
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     快晴!まだまだ肌寒さは残るが、今年初めての海。
     先週末、悪天候で断念したサーフィン。今日こそはと早朝から出掛けてきた。何度も何度も頭からひっくり返り、ドボンッ!
     思わず苦笑いが止まらない。

     さて...
     月曜は「梅の湯」に行く。下町らしい雰囲気の銭湯だ。駅前にあり、いつも深夜までやっている。行く時間は遅い時間帯なので、常連ばかり。今ではほとんどが顔見知り。その中に私より5,6歳年下の兄ちゃんがいる。渋谷の洋服屋の店員さんで、終電で帰って来てここに来る。並んで頭を洗いながら毎回振られてくるのは、決まってサーフィンの話。
     「昨日行ってきましたよ。超寒かったすよ」、「そりゃ〜そうだろ、だって冬だよ。よくやるよ・・」。「先週千葉だったんで、明日は茨城なんすよ」、「えらい遠いじゃん・・。いやぁ〜ホント好きだね・・俺には無理だは」。こんな調子の会話。何ヶ月もしてたなあ〜。
     私はほとんど泳げない。頑張って命辛々の25m。はっきり言って水は苦手。しかし毎週毎週彼からサーフィンの話を聞いていると、なんと単純なことに「一丁、やってみるか」という気になってきた。まあ苦手領域に手を出すということは、それだけ自分の守備範囲を広げることにもなるだろうし(汗)。
     それに35,6のオッサンが、いきなり突拍子もなくこんなことをやるというのがいい。いつもの会話で「へぇ〜」と無関心に終わらせる私の決め台詞が、いつの間にか、「いいじゃん、いいじゃん」に変わっていた。
     しかしサーフボードは安いものでも数万円もする。さすがにそこまで掛けるつもりは_。
     ある時、先に上がったはずのこの兄ちゃんが戻ってきた。脇に大きなボードを抱えている。それを私の目の前にドンッと置いて一言。「自分、もう一枚あるんで、あげますよ」。

     こうしてトライすることになった。昨年の夏のことだ。ボードを貰ったことが切っ掛けではあるが、それより何より、日頃の小さな付き合いが生んだこのエピソードが嬉しい。聞くところによると、4,50歳で生活にゆとりの出来た大人たちの間で、にわかにサーフィンが流行っているという。実践的な‘ちょい悪オヤジ’なのか。車にボードを積み込み、週末には海に通うそうだ。
     私は定職を持っている人間ではないので、金銭的なゆとりも車もない。しかしこんな銭湯エピソードと共に、金銭事情という条件的なゆとりなんか、かっ飛ばして実現できることが面白い。もしかしたら波乗り以上に、かっ飛ばすこと自体を楽しみたいのかも知れない。鶏が先か卵が先か。波乗りが先か、かっ飛ばしが先か...。ともかくやるぞっ!電車で運んで。
     ビバッ、下町!!
     
     貰ったボードは、ショートだった。長さは私の背丈よりやや低く、厚さは結構薄い。誰に聞いても上級者向きだと言われた。昨夏芋洗い状態に混雑した湘南の海で数回練習したが、結局モノにならなかった。それで観念し、本日はサーフィンスクールを受講することにしたのだ。
     穏やかな波の中、ロングボードで練習。やはりうまく乗れない。教わった通りにはいかないものだ。しかしショートに比べればそう難しくないと思った。あと何度か練習すれば、おそらく大丈夫だろう。波待ちしながら、遠くを眺める。沖では色とりどりのヨットが何隻も出ていた。太陽の光を浴びてとても綺麗だった。


     実際にサーフィンをやってみて一番感動したこと。それはスッチャカメッチャカなのに、レジャーとして、世間でまかり通っていることだ。 
     上達すればそんなことはないと思うが、下手なうちは何度もズッ転げる。水面に尻餅ついて倒れたり、頭から落ちて一回転したり。もちろん水中なので怪我はしないから、思う存分転べる。しかし考えてみれば、日常生活で頭から一回転することなど、先ずない。滅多に味わえない、この放り出される感覚がとても新鮮なのだ。
     それからもう1つ。転んで水中に投げ出された後、水上では最初に手で顔を拭く。そして体勢を整えようとする。うまく体勢が作れればいいが、そこは自然が相手。こちらの事情は全くの無視。目を開けた瞬間、次の波が瞬く間にやって来ることも多々。またすぐにズッ転げる。
     当然のことだが、自然条件に老若男女関係なし。じじぃもババァもオッサンもオバハンもクソガキも、金持ちも小金持ちも貧乏人も、かき混ぜられるおでんの如く。まさに翻弄されっぱなし。
     自然に段取りは通用しない。よくぞこれが娯楽、レジャーとして、一般に受け入れられたなと感心してしまう。むしろ現代アートと呼んでもいいくらいじゃないか?



     
     本日は、今年初のズッ転げに大満足。
     ひょっとしたら、うまくならない方がいいのかな。
     成長せずにいようかな....(笑)



                        下町のピーターパンより


     
    | - | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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