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Resistance in Life !

「生き方としてのレジスタンス!」と言ったら大袈裟だけど、そうありたいな〜って、ちょっぴりまじめに考えている、30代半ばの、とあるオッサンの日記です。
http://www.teruyuki-tanaka.net/
4月のテーマ「戦略は細部に宿る」
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それぞれのクリエィティブ
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     (しばらく更新に間が空いてしまいましたが、引き続き更新していきます!)

     4月2日。夕方、先日から入院した松浦君のお見舞いに行く。
     急性腸炎を起こしたという。急性という場合は、原因のほとんどが外的なものだ。つまり口にしたものから。そう言われてすぐに思い当たるのは、このあいだのナベちゃんの送別会での牡蠣鍋だ。味噌仕立てだったため、皆んな、煮えたかそうでないかの判別もしないまま食べていたのも事実。医師からもその可能性が高いとの指摘されたとのこと。ただ一方で腸チフス、いわゆる盲腸かも知れないとも。いずれにして暫く入院して様子を見ることになる。
     大学3年生の彼は現在就職活動中。面接には病院から通うらしいが、不便な生活を強いられる。いつも通り明るく元気そうだったので心配なさそうだが、早く完治してほしいものだ。

     その後、一旦家に戻り、今度は谷中へ。普段駒込で友人がやっているカフェと輸入ビールを楽しめる店「ルフティック」。(http://luftig.seesaa.net/)。そのルフティックが谷中の古民家で、一夜限りの出張バーをするので、出掛ける。
     久しぶりの谷中。会場となる古民家に入ると、何と人がいっぱい。ごった返している。。靴を脱ぎ、畳に上がる。アンビエント風なBGMが流れ、客層の中心は20代っぽい。落ち着いた雰囲気でありながら、若い空間。いろんな要素が混じった面白さは、さながら下北沢的と言えば分かってもらえるだろうか。
     ベルギービールを飲んだあと、オリジナルカクテルを頼む。桜色の酒に桜の花びらが浮かんでいる。このカクテルを頼むとオプションで、臨時店員のお姉さんによる、坂口安吾の「桜の森の満開の下」の一節の朗読が付いてくる。
     室内には古い調度品も置かれている。アンティークというより、実用的で気取りのない美しさ。流れるテクノチックな音楽とお姉さんの朗読を聞きつつ、初めて会う若いお客たちと空間を共有する。心地良い感じ。癒しの空間のようだ。
     しかしながら同時に、私の性分なのか、いささか違和感も覚える。当たりさわりなく入ってくるこの感触がただのファッションのように感じられ、少し物足らない。かと言って、いつもかつも熱い話をする必要はない。思わず、私の楽しみベタを痛感する(苦笑)。

     「ルフティック」をやっているのは、平沢さん。始めてから2年。ホテルでの調理経験を持つ同級生の友人と2人で切り盛りしている。昼間はカフェで、夜は輸入ビール中心に酒も飲める。また甘いもの好きな私にとって、自家製ケーキもあり嬉しい。このケーキもお薦めだ。
     先日2周年を迎え、その記念パーティーにも、サーフィン帰りに少し立ち寄った。その際も若いお客中心に、たくさんの人で溢れ返っていた。店商売としては2年という月日はそう長くはないのだろう。しかし本当に多くの人が集まり、愛される店に確実になっているんだなと実感した。
     
     3月の中頃、顔を出した。既に閉店時間だったため、平沢さんたちと近くの立ち飲み屋で飲む。その際、店舗の入っているビル取り壊しのため、やむなく6月いっぱいで店をたたむことを聞かされた。
     特に飲ん衛でもなく、金にゆとりがあることの少ない私は、そうおじゃまする訳ではない。しかしこの知らせに一抹の寂しさを感じた。
     仰々しく言うことではないかも知れないが、店の立ち上げからメニューのひとつひとつ全て、自ら隈なく作り上げてきたことへの尊敬の念がある。もちろん利益を考えた上で動かなければいけないだろうが、やってみたいという元々の素直な動機を行動に移し、無から有へと実践してきたところがいい。身近にこういう人がいることを喜ぶと同時に、個人的にはサポート出来ないところに残念さも感じる。


     正式には駒込の「ルフティック」は、7月1日までの営業とのこと。2年あまりの経験は、平沢さんたちにとって何物にも変えがたい人生の財産になるだろう。

     行動する時の勇気や苦悩、そこを乗り超えてこそ得られる充実感_。人が前向きに事を起こそうとし七転八倒する様を、クリエィティブと呼ぶのだろう。分野は違えど、それぞれの人にそれぞれのクリエィティブがあるはずだ。

     ポジティブなルフティック効果が波及した谷中の古民家で、楽しみベタな私は、ついつい気まじめにそんなことを思いつつ、酔っ払ったのだった。
    | - | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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