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Resistance in Life !

「生き方としてのレジスタンス!」と言ったら大袈裟だけど、そうありたいな〜って、ちょっぴりまじめに考えている、30代半ばの、とあるオッサンの日記です。
http://www.teruyuki-tanaka.net/
4月のテーマ「戦略は細部に宿る」
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久しぶりの帰省
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     14時過ぎ、東京駅より「のぞみ」に乗って広島。そこからローカル線で山口県の岩国へ。19時前に到着。父の墓参りと、母に会うための帰省である。前回の帰省が昨年の10月頃。帰省のペースは、ここのところずっと年1回程。前回からまだ丸1年も経っていないが、少しゆとりあるこの時期に帰省することにしたのだ。
     
     岩国駅に着く。駅前で母親が車で向かいにくるのを待つ。おやっと思った。駅前のホテルが無くなり、空き地になっていた。ここ地元では、このホテルで食事をするとなると、周りから豪華だねという印象を持たれるようなところだった。もっとも私が学生だった時分の話だ。最近は経営がパッとしないとは聞いてはいた。ポカンと空いた駅前の大きな土地に、思わず時の流れを感じる。
     母にピックアップしてもらい、近所のスーパーで買い物をしたあと、家へ。といっても私の育った、言わば実家ではない。父が亡くなり、その後再婚した母と再婚相手が数年前に購入したウチだ。近年帰省するたび、ここに泊まり、母と会い、再婚相手と話し、父の墓参りをしてから帰るというのが、お決まりになってきた。今回は大阪の祖母も少し前から遊びに来ており、一度に身内に会える絶好の機会となった。
     
     玄関を上がり、再婚相手に挨拶。暫くすると、祖母が帰ってきた。大阪弁で「元気やったか〜」と満面の笑み。その素朴な笑顔に何だかこちらも瞬時に心が開放される。すでに90歳を超えているのに全然変わらない。今でも1人で外出し、どこへでも出掛ける。まるで50、60歳代の人のようだ。そして、素直で気取りのないチャーミングさで、行く先々で初対面の人と次々に友達になっていく。いつも「おばあちゃん、ウチに来て〜」の誘いの電話が鳴る。今日もこっちで出来たカラオケ仲間のご家庭で夕飯をご馳走になってきたところだっだ。
     食事をしながら4人で賑やかに過ごす。考えてみれば、再婚相手とこんな良好な間柄になるまで簡単だった訳ではない。母より13歳も年下。私とも10歳とも離れていない。生い立ちが人それぞれなのは当然だが、そこから立ち上がってきた性格が私とは全く合わない。遊び人だった父のせいで、母親は相当苦労したという。そして早くして亡くなった。高校中退してからは、とにかく働いた。今では米軍基地で責任ある立場にある。叩き上げということもあり、その苦労さから相当頑固。私が経験重視なのに対し、自分の成果から得られる実体のある‘モノ’に価値をおくタイプなのだ。
     だから今も完全に心が通じ合っている訳ではない。何年もかけて、お互い、違いを知り、そこに踏み込まないことを学んだのだ。とは言っても、相手は人の話を聞かないタイプ。その上、何でも命令したがるクセのある性格だ。なので、1年の中でたった2,3日、その時間を私が合わせることで、全てがうまくいく。こっちは勝手にそう腹を括っている。まぁ向こうも向こうなりに違う形で、そうかも知れないが・・ワッハッハ(笑)。

     そんな再婚相手は相当多趣味だ。というより物欲の強いコレクターだ。モノだけではない。希少価値のあるもの全般に興味を持っている。車からフィギュア等のマニアックな小物、そしてイグアナや亀、クワガタやカブトムシ、そしてウグイス等の野鳥も数種類飼っており、見せてもらいながら、それらの自慢話、苦労話を聞く。
     ウグイスは必ず1日2回程、生餌をすり身にして与えなければならいそうだ。野鳥は市販の餌はほとんど食べないらしい。今年のクワガタやカブトムシの育成状況を見せてもらう。ヘラクレスオオカブトムシが手の上をノッシノッシと歩く。毎年孵化にチャレンジして今年はうまくいったそうだ。昔標本で見たことがあるが、もちろん本物で生きているのを触るのは初めて。他にも初めて名を聞く海外のクワガタをみせてもらう。
     そして、最近はこれにハマっているといって出してきたのが、何と、三味線。先日買い物に出かけた時、偶然目に留まった。その時、再婚相手の頭には幼い頃の記憶が浮かんだという。訳あって祖母の家に預けられていた時期、祖母が時折、三味線を弾き歌う姿を目にしていた。懐かしい知人に出会ったような感覚で、即、購入したそうだ。

     私も初めて持ってみる。意外に重い。弾くというよりはバチで楽器のボディを叩き、そのはねっ返りで弦をはじく感じかな。その後、母や大阪の祖母も交じり、皆んなで我流で三味線を弾き、おおはしゃぎした。いつしか再婚相手は蛇味線を持ち出しきて、さらに大はしゃぎとなった。

     楽しい水いらずの雰囲気。一方で、ベースにはお互いに必要な気遣い、配慮がある。微妙な距離感_。
     世間でいう嫁姑問題のように、それを遠慮と思い、さらに遠くなっていくのか、或いは温かみに換えて、身内になっていけるかは、人それぞれだろう。

     私はというと、その良さが、ようやく分かり始めてきたクチだろうか。



     
     
    | - | 23:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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