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Resistance in Life !

「生き方としてのレジスタンス!」と言ったら大袈裟だけど、そうありたいな〜って、ちょっぴりまじめに考えている、30代半ばの、とあるオッサンの日記です。
http://www.teruyuki-tanaka.net/
4月のテーマ「戦略は細部に宿る」
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魅力的なニューフェイス
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     午前9時前。部屋の電話が鳴り、起こされる。山岡さんだった。9時の集合に間に合うのかとの声。そういえば昨晩カイ・ラムも含めパフォーマンス会場の下見にいこうという話が出ていたことを思い出した。
     慌てて準備しホテル玄関へ。待っていた山岡さんは、既に朝食も済ませたという。いつも早起きなのだそうだ。暫くしてカイもやって来た。彼も私と同じく寸前まで寝ていたようだ。
     近くの食堂で朝食を取った後、3人一緒に会場であるチェンマイ大学へ。歩いて10分もかからない程の距離。今一本日の行動の流れを把握していなかったが、正式な下見というよりかは、いち早く3人だけでも会場を見ておいて、パフォーマンスのイメージを高めておこうということだった。
     ざっと見て回る。どこまでが使えるのかよく分からない。カイが地元アーティスト、アンクリットに電話。暫くして合流した彼がセミナーで使う室内会場等を見せてくれた。
     その後大学の裏手にある何件もの古民家が並ぶ敷地を案内してくれる。かつてここ北部は、ラーンナー朝としてタイの他の地域とは異なる文化を形成してきた。高床式の家々を眺めながら、所々そんな話を聞く。

     大学の会場となる場所に戻ると、チュンポンやツゥイ達が来ていた。ここはカフェにもなっている。その中にサングラスをかけた長身の男。インドネシアのアーティスト、イワン・ジョルノだ。初めてましてと挨拶。他メンバーには知られた存在のようで、すっかり場に馴染んでいる様子。
     そこにもう1人、ハットを被った大柄な西欧人がやって来た。カナダのアーティスト、ランディ・グレディヒル。こちらも初対面。イワン共々さっきバンコクからの寝台列車で着いたのだという。
     そんな話もさながらに、ランディはテーブルの上に水をたらし砂糖を振りかけ、ストローでこね始めた。何を始めるのだろう。その嬉しそうな表情。年齢はとっくに50歳は超えているだろう。実に変なオッサンだ。この瞬間から私はこのオッサンを気に入ってしまった。
     そうしてベタベタになったストローを持ち歩き出した彼は、足元がコンクリートのカフェエリアから出て、土の上を歩き回る。ふとしゃがみ込み、ストローを地面に差し込んだ。どうやらアリがストローにたかる様を楽しみたいようだった。後に彼の作品がアリに授業をするというものだと分かる。

     午後から皆でマテリアルの買出しに。アンクリットが案内役になって、皆をマーケットへ連れて行ってくれた。昨晩と同じでサムローに乗る。タクシーがツゥクツゥクなら、大勢で乗れる分、サムローは割安なバス。庶民的な乗り物だ。
     マーケットに着く。食堂で昼食を済ませた後、それぞれ買い物。案の定、おもろいランディがすぐはぐれる。私は水鉄砲を40丁欲しかったが、なかなか見つからない。このエリアでアンクリットが探し回ってくれたが、とうとう見つからなかった。やむなく空のスプレーを取り合図、20個ほど買う。
     皆の買い物が落ち着くと、付近のリサイクル家具屋等を訪ねたあと、もう1つのパフォーマンス会場になるラーンナー文化センター前へ移動。この建物前の広場には3人の王様の銅像が立っている。日曜は歩行者天国となり、多くの人でごった返すという。フェスティバルは3日間あるが、その最終日の日曜はこの広場が会場となる。
     
     満足の行かないマテリアルの買出しに不安を感じながらも、ホテルヘ。部屋に戻ると、何と大人数がいる。タイのアーティスト、ワサン・シティケットさんとその仲間達だった。もともと2人部屋なので今日から彼がルームメイトだ。私がお土産に持ってきた焼酎を勝手に空けてご機嫌。それでも怒る気にならないのは、彼が上辺に捕らわれない真のジェントルマンだと分かっているからだ。10年前、そして9月に北京でもご一緒し、それは充分分かっている。
     その後昨夜と同じ食堂で全員で夕食。そこにミャンマーのアーティスト、モッサが合流。オオっと抱き合う。彼もこの9月に北京で一緒だった。たった1か月半ぶりなのに懐かしいのは、お互い異国の地アウエーで会うからか。とにかく嬉しい。
     皆での食事が一しきりついたところ、モッサがナイトバザールに行かないかと誘ってきた。彼はチェンマイ大学で学んだ経験もあるので、ここでの地の利もあり友人もいる。一緒に行ってみることにした。
     チェンマイでの観光スポットのメインの1つがこのナイトバザール。一見華やかではあるが、どの露店も同じようなものばかり。商業的な分、いわゆる掘り出しモノ等はない。雰囲気だけ楽しむつもりだったが、思わずタイの民族衣装的なシャツを買う。私はとてもミーハー(笑)なのだ。

     ホテルに戻り部屋へ。ワサンはまだ帰って来ていない。大勢の仲間と別行動で出かけてしまっている。今日一日がつつがなく終わったなと一息。そこにモッサから電話。ちょっと飲まないかという。
     2人でホテル前のベンチとテーブルに。ミャンマーのラム酒「マンダレー」で一杯。疲れてはいたが、10歳も若いミャンマー人の彼と飲む時間は、人生の不思議さを感じさせる。とてもハッピーな時間に。
     そこにワサンが帰って来て加わる。仲間たちと作品制作していたそうだ。ワサンが部屋に戻った後、カイとイワンが帰って来た。彼らはジャズライブに行っていたという。話が盛り上がったところで今日は解散。

     作品発表前のせっぱ詰まる緊張感がほとんどない。過しやすい気候もあってか、穏やかな気分。
     可もなく不可もない、南国ならではか、平凡ながらいい一日だった。

     
     
    | - | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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