RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--

Resistance in Life !

「生き方としてのレジスタンス!」と言ったら大袈裟だけど、そうありたいな〜って、ちょっぴりまじめに考えている、30代半ばの、とあるオッサンの日記です。
http://www.teruyuki-tanaka.net/
4月のテーマ「戦略は細部に宿る」
<< ついに?のマンハッタン・トランスファー | main | 39歳と29歳 >>
北朝鮮問題をきく
0
     夜勤のバイトから帰ってきて、ついウトウト。
     目が覚め、時計を見ると14時を回ったところ。「あっ」と思ったが、体が動かず。このまま寝ていようか。5、6分迷ったが、「よしっ」と立ち上がり出掛けた。
     今日はジャーナリストの有田芳生さんが主催する「有田塾」に参加する予定だったのだ。しかも開始時刻は14時。今から出発してどのくらいの参加になるのか?・・・。まあ、迷ったら行け!だ。

     会場の大山グリーンホールに着いたのはちょうど15時頃。約1時間の遅刻。この建物の中の小さな会議室が会場。「有田塾」にやって来るのは、ほぼ1年振り。第一回目以来となる。
     本日のゲストスピーカーは、辺真一(ピョン・ジンイル)さん。コリア・レポートの編集長で、よく北朝鮮関連や拉致問題のニュースで、コメンテーターとして顔を見ることが多い人だ。「アメリカのオバマ新政権が誕生することで、北朝鮮をめぐる情勢がどう変わるのか」がテーマだった。
     
     会場に入った際、話は既に佳境。辺さんのボルテージは相当上がっており、白熱した講演であることが伺えた。とある会見場で石原都知事に「北に乗り込んで拉致被害者を取り返して欲しい」と頼んだが、オレじゃ無理だと濁されたエピソードを語っている最中だった。「小泉さんが駄目で、石原さんが駄目なら、一体誰がいるの。政府の対応なんて、そんなもんですよ」。私が遅刻してしまった間に、これまでの政府の北朝鮮政策の不甲斐なさ、これに付随して、「頑張ってますよ」と言って票を取ろうとする政治家のこと等を批判されていた様子。
     辺さん自身の北朝鮮政府に対する姿勢はかなり厳しい。個人的にも北にいる血縁者に送金しようとしたが北の政府が受けいれず、何人も見殺しにせざる得なかったこともあったという。
     そんな中でも、拉致解決の糸口として、日本も加害者の立場で話すべきだと主張。拉致問題においては被害者だが、過去の朝鮮半島における罪はまだ清算されていない。加害者のままだ。人権の問題においては過去も現在もない。「つぐない」がきちん成されているか否かということだ。拉致問題、過去の人権問題、双方が加害者の立場で話し合う。この2つは、あくまでパッケージで解決すべきとの意見。
     さらにいろいろ話された中で印象的だったのは、日本の対北との「人の往来」の無さについての指摘。他国が政治的にうまくいかなくても、経済的には何かしらの交流を持っており、企業等を通じて人的交流はある。まあ、他国が経済的な付き合いを続ける理由は、北朝鮮が持つ地下資源に目を付けた下心からではある。企業が儲けを求めてやって来るのは、当然といえば当然。
     そうであっても、日本はほんの僅かなところを除いて、民間での行き来も皆無だという。そのうえ、こんな閉塞状況に「繋ぐ」力を発揮する文化、スポーツですら、全くといっていいほど交流はない。これでは戦前の日本で軍部支配体制が取った行動と同じではないか_。この観点からの指摘に、思わずハッとさせられた。
     この他にも、中国と北との関係。中国は北の経済的パトロンであっても、決して軍事的には用心棒として幅を効かすことが出来ないこと等々。これは中国が最も嫌う少数民族問題と関連する。吉林省と始めとし、中国国内に暮らす最大数の少数民族は朝鮮民族だ。そこを逆撫ですることは、チベット問題以上の引き金を引くことに成りかねない。この点では中朝、日米関係とは大きく異なる。日米同盟の現状は、経済と軍事面がセットになっている。

     気付けば、あっという間の1時間。知らないこと尽くめで、自分の勉強不足を痛感。遅刻で諦めず、僅かな時間でも来た甲斐があった。
     そして帰りの電車の中では、自分の中で拉致問題を意識するようになった切っ掛けを思い返していた。それは、横田めぐみさんのお母さん、早紀江さんにご挨拶させてもらったことだ。
     今日聞いた国際関係や経済の情勢、そして歴史的背景。そこから今後を想定し対応していく。そういうことには興味がある。
     だがその根底には、辺さんを熱く切実に語らせたように、常に当たり前としての人間主義があるのだ。


    | - | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    http://blog.teruyuki-tanaka.net/trackback/859675